遺言信託とは何か

言信託とは、遺言者の財産を信託会社に移転し、その財産を管理・運用してもらうという制度です。

そして自分が死んだときには、遺言書に従って相続財産を分配してくれるというものです。

ところが日本では、信託会社に自分の財産を預けて運用してもらう、という考えが広まりませんでした。

そのため日本では、信託銀行などが相続財産の運用はせずに、遺言業務だけを引き受けるものを「遺言信託」と呼ばれるようになりました。


日本で普及した遺言信託とは

信託銀行の行う遺言信託とは、遺言書の作成支援から保管までをサポートし、 契約者(遺言者)が死亡した後は引き続き、遺言執行者として遺言内容の実現をはかる、というものです。

このような内容の場合、一般の法律事務所で行われる遺言の保管と執行と、なんら変わりありません。

もちろん信託銀行ですから、相続財産を預けて運用してもらうことはできます。

ただその場合でも、遺言信託として資産運用をしてもらうわけではなく、一般的な資産運用をしてもらっているケースが多いようです。


メリットについて

遺言信託には、次のようなメリットがあります。

・弁護士とは異なり、信託会社という組織に依頼 するため、遺言書の管理や執行が数十年先になっても比較的安心である(依頼した弁護士が途中で亡くなるといった心配がない)

・不動産の活用方法や資産運用の相談をはじめ、税金対策など、トータル面での専門的アドバイスが受けられる

信託銀行の営業マンと資産運用で顔なじみの場合は、遺言業務も依頼しやすいというのもメリットになるでしょう。


料金について

遺言信託の料金は、以下のようなところが多いです。


基本手数料 5万円~30万円程度
遺言書保管料 5000円~10000円程度/年
遺言執行報酬 100万円~150万円前後を最低報酬額として設定している場合が多い

このように、一般的な法律事務所に遺言の保管や執行を依頼する場合に比べると、少し高めの料金が設定されています。

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