特別縁故者とは

別縁故者とは、 相続人ではないが、 亡くなった人と特別の関係があった者を言います。

例えば、内縁の妻がその代表例です。

内縁の妻とは、 気持ちとしては結婚しているが、 役所に婚姻届を提出していない状態のこと、 をいいます。

このような状態のことを 「事実婚」 ということもあります。

内縁の妻は気持ちとして結婚しているが、 法律上は妻ではないため、 夫と名字は異なるし、戸籍も異なります。

したがって、相続財産をもらう権利はありません。

しかし法律上の相続人がこの世に誰もいない、 ということが確定したのなら、 内縁の妻に相続財産を分け与えてもよい、 という法律が作られました。

このような内縁の妻のことを、 「特別縁故者」 というのです。

注意しなければならないのは、 内縁の妻がすべて特別縁故者になれるわけではありません。

あくまで相続人がこの世にまったくいないと認められたときだけ、 特別縁故者が相続財産をもらうことができるのです。

内縁の妻でなくても、 特別の人間関係があれば、 特別縁故者として認められることもあります。


特別縁故者への財産分与手続き

特別縁故者の手続きは、家庭裁判所にて行います。

・申立人

特別縁故者(内縁の妻)

・申立期限

相続財産不存在が確定した日から3か月以内

・費用

収入印紙800円

事務連絡用の切手

・必要書類

申立書

申立人の戸籍謄本

被相続人の除籍謄本

内縁関係を証明する書類


特別縁故者への財産分与までの流れ

①相続財産管理人の選任

②管理人選任の公告(2ヶ月間)

③債権者への請求催告の公告(2ヶ月間)

④債権者への弁済

↓財産がなくなれば終了

⑤相続人捜索の公告(6ヶ月間)

↓この期間に相続人が現れ、相続を承認したらその時点で終了(特別縁故者は認められない)

⑥相続人不存在の確定

⑦3か月以内に特別縁故者の申立て

⑧特別縁故者に異議がないか確認(3ヶ月間)

⑨特別として認められれば財産分与の実施

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