相続制度について

代の相続制度は、昭和23年1月1日より法律が施行されています。

その後に細かな制度改正はありましたが、基本的には昭和23年1月1日以降のものが今も続いています。

現代の相続制度より以前の相続制度は、明治時代に制定された家督相続制度が採用されていました。

家督相続制度では、戸主といわれる人間が自分の跡継ぎを生前に指名しておいて、指名された者が戸主の地位を引き継ぐという制度でした。

この戸主の制度では、指名された者以外に、いっさいの相続権はありませんでした。


平等の理念に基づいている

現代の相続制度は、生まれや性別に関係なく、人はすべて平等あるという基本的な理念に基づいています。

そのため相続する権利は、性別や年齢に関係なくすべての人に認められています。

夫が死亡した場合、相続する権利は妻と子供に認められており、割合は妻が2分の1、子供が2分の1と平等です。

なお子供が複数いた場合は、2分の1を子供の人数で平等にわけあいます。

長男だから次女だから、結婚して家を出たからといって、取り分にまったく差はありません。

そんなことは当然だと思われるかもしれませんが、昭和23年以前はまったく平等ではありませんでした。

また昭和23年以前は、戸主が生きているうちに次の人に戸主を引きついてでしまう「隠居」という制度がありました

しかし現代では隠居の考えは廃止され、相続は死んだ瞬間にのみ発生するとされました。

昭和23年から現代の制度が施行されたのは、日本にとっては画期的なことでした。


制度の特徴

現代の制度には、次のような特徴があります。

・相続は死んだときのみに発生する(隠居では発生しない)。

・配偶者はどんなときも相続人となれる。

・配偶者以外で相続できる人は、順位を定めて誰もが相続できるようになった。

・相続順位は、①子供、②直系尊属、③兄弟姉妹となり、①の順位者が生存するときは②③の順位は相続できないとされた。


追加された制度

現代の制度は、昭和23年以降も細かな制度が追加されています。

・特別縁故者制度の新設

・配偶者相続分の引き上げ(1/3,1/2,2/3→1/2,2/3,3/4)

・寄与分制度の新設(904条の2)

・特別養子縁組制度の新設

制度の詳しい内容は、当サイトをご覧ください。

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