遺産相続の話し合いの前に確認すること

遺産相続の話し合いを始める前に、 次の3つのことを確認しておきましょう。

①遺言書を残していなかったどうか確認する

②亡くなった方の戸籍をすべて集めて、 自分の知らない相続人がいないかどうか確認する

③相続財産は何がどれだけあるのか確認する

上記3つのことをすべて確認してから遺産相続の話し合いをはじめないと、 せっかくの話し合いがすべて無駄になってしまう場合があります。


遺言書が残っていないかどうかを確認する

遺産相続の話し合いをする前に遺言書が見つかったら、 遺産相続の話し合いよりも遺言書に書いてある内容が優先されると、 法律で定められています。

したがって遺産相続の話し合いをする前に、 遺言書がないかどうかを確認する必要があるのです。

亡くなった方の机の引き出し、手帳、貸し金庫などに、 遺言書がないかどうか確認してください。

また生前に親しい法律家などがいるようでしたら、 その方にも遺言書の存在を確認してください。

そしてもし遺言書が見つかったら、 開封はせずに家庭裁判所へ届け出をしてください。

見つかった遺言書は家庭裁判所が開封します。


自分の知らない相続人がいないかどうか確認する

遺産相続の話し合いというのは、 必ず相続人全員でする必要があります。

もし誰かひとりでも遺産相続の話し合いに参加していないとしたら、 その話し合いはすべて無効となってしまいます。

自分の父親に限って自分の知らない相続人なんているはずがない、 という思いこみは禁物です。

人には誰でも、触れられたくない過去というものがあります。

そしてその過去について、誰にも告げることなく死んでいく、 ということは珍しいことではありません。

自分の知らない相続人がいたという、よくある例としては、 父親は若い頃に一度結婚し子供もできたが、 すぐに離婚してまた再婚し、 再婚後の家族と人生を幸せに過ごした、 というものです。

この場合、再婚後の家族に別れた奥さんのことや、 子供がいたことなどはほとんど話しをしません。

過去に離婚したことがあるぐらいは聞いたことがあっても、 子供がいたとか、何人いたとか、その後どうなったかなど、 話しをすることはないと思います。

このような場合は、 以前の奥さんとの間にできた子供も相続人となり、 この人も遺産相続の話し合いに参加する必要があります。

したがって遺産相続の話し合いをしなければならない相続人は、 本当にそれで全員なのかを確認しなければならないのです。

相続人がそれで全員なのかどうかを確認するには、 亡くなった方の戸籍を生まれたときから、 死亡したときまですべて収集してください。

戸籍にはその人が過去に結婚した、離婚した、 子供がいたなどの記録がすべて残っています。

したがって亡くなった方の戸籍を、 生まれたときから死亡したときまですべて収集して、 相続人は自分たちだけでよいのか確認をしてください。


相続財産は何がどれだけあるのか確認する

遺産相続の話し合いをするときに、 相続財産は何がどれだけあるのかわからなければ、 話し合いのやりようがありません。

そこで遺産相続の話し合いをする前に、 相続財産は何がどれだけあるのか確認しましょう。

そこで下記の財産の書類に、 亡くなった人の名前が書いてあるか確認しましょう。

また、財産の価格も確認してみましょう。

・自宅(家・土地)

→ 家と土地の権利書と固定資産税評価額の通知書で確認する

・銀行預金、郵便貯金

→ 預金通帳等で確認する

・株などの有価証券

→ 証券会社からの残高証明書等で確認する

・自動車

→ 車検証で確認する、金額は中古車価格で確認する

・貴金属類

→ 取引実例価格等で確認する

・借金(クレジット等)

→ お客様控え、返済予定表等で確認する

・生命保険金

→ 保険証券、契約書控え等で確認する

こうして財産の種類と金額が確認できたら、 紙に一覧表を書いてまとめておきましょう。

そうすれば遺産相続の話し合いがとてもスムーズに進みます。

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