相続登記申請書の作り方

続による登記申請とは、 亡くなった人(被相続人)が財産として不動産を所有している場合、 相続人がその不動産を誰の名義にするのか話し合い、 話し合った結果を法務局に登記申請という形で書類にして提出し、 名義を換えてもらうことをいいます。


相続登記申請書(所有権移転用)の記入用ワードファイル(テンプレート)はこちら

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上記のワードファイル(テンプレート)は無料でダウンロードできますので、ご自由にお使いください。


相続登記申請書をつくるのに必要な物

相続登記申請書の作成には以下のものが必要となりますので、 まずお手元にご準備ください。

・パソコンで作成するため、ワードや一太郎などのワープロソフト

・名義書換えをする不動産の全部事項証明書

・名義書換えをする不動産の固定資産評価証明書

・不動産をもらう人の実印

相続登記申請書の作り方

相続登記申請書では、下記①~④までの書類を作る必要があります。

①登記申請書

相続登記申請書は一般的な申請書とは異なり、 四角かこみの記入欄というものがありません。

まっさらな白紙に下記「登記申請書のひな型」を書き込んでいきます。

②印紙台紙

登記申請の際には、 登録免許税という税金を収入印紙にて納めなければなりません。

その収入印紙を貼り付けるためのページとして、 印紙台紙という白紙を1枚必要になります。

③相続関係説明図

亡くなった方の相続人が誰であるかを一目で分かるように図式化したもので、 法務局の方が申請人の相続関係を把握しやすくなります。

この書面を添付すると戸籍の原本を返していただけます。

④遺産分割協議書

相続人間で話し合った結果を書面化したものです。

相続人全員の署名と、 実印での押印および全員の印鑑証明書が必要になります。

書面が2枚以上になる場合には割り印が必要です。

以上①から④を作成し、 印鑑証明書・住民票・固定資産評価証明書と一緒に綴じます。

ここでは、

①相続登記申請書

②印紙台紙

について説明します。

①相続登記申請書のひな型

※名前、日付等はすべて架空であり、実在の人物とはなんら関係ありません。




      登 記 申 請 書

登記の目的

原   因  平成  年  月  日相続

相 続 人  (被相続人      )


連絡先の電話番号   -   -

添付書類       登記原因証明情報  住所証明書

平成  年  月  日申請      法務局      御中


課税価格       合計 金       円

登録免許税      合計 金       円

不動産の表示
不動産番号
所   在
地   番    番
地   目
地   積    .  ㎡

不動産番号
所   在
家屋番号    番
種   類
構   造
床 面 積  1階   .  ㎡
       2階   .  ㎡




各項目の記入方法

・登記の目的

まずは法務局で取得した全部事項証明書をみて、 亡くなった方がその不動産を一人で所有していたか、 他の人と共同で所有していたかを確認してください。

亡くなった方が不動産を単独で所有していた場合

→「登記の目的 所有権移転」となります。

被相続人が不動産を他の人と共有していた場合

→「登記の目的 ○○持分全部移転」となります。

・原因

亡くなった方の死亡日を記入します。

被相続人の死亡に関する記載のある戸籍を確認し、 死亡日を記入してください。

・相続人

不動産を相続する人の情報を記載し、 以後ここに記載されている住所・氏名がその不動産の登記名義人となっていきます。

相続人として名前が記載される人は、 名前の右に実印にて押印して下さい。

状況により、記載方法がいくつかに分類されます。

被相続人(山田一郎)が不動産を一人で所有しており、 相続人(山田太郎)が一人で相続する場合

→  相 続 人 ( 被相続人 山田 一郎 )

             ○○県○○市○○丁目○○番○○○号

            山田 太郎   印

被相続人(山田一郎)が、

不動産を他の人と2分の1ずつ共有しており、 被相続人の持分を相続人(山田太郎)が相続する場合

 →  相 続 人 ( 被相続人 山田 一郎 )

             ○○県○○市○○丁目○○番○○○号

            持分2分の1 山田 太郎   印

被相続人(山田一郎)が不動産を一人で所有しており、 相続人(山田太郎)と相続人(山田花子)が2分の1ずつ相続する場合

 →  相 続 人 ( 被相続人 山田 一郎 )

             ○○県○○市○○丁目○○番○○○号

            持分2分の1 山田 太郎   印

              ○○県○○市○○丁目○○番○○○号

            持分2分の1 山田 花子   印

被相続人(山田一郎)が 不動産を他の人と2分の1ずつ共有しており、 相続人(山田太郎)と相続人(山田花子)が被相続人の持分を 2分の1ずつ相続する場合

 →  相 続 人 ( 被相続人 山田 一郎 )

             ○○県○○市○○丁目○○番○○○号

            持分4分の1 山田 太郎

              ○○県○○市○○丁目○○番○○○号

            持分4分の1 山田 花子

・法務局

登記申請日は、法務局に書類を持参する日を記入してください。

申請先の法務局は必要書類を集める際に、 ご確認いただいた法務局名を記入して下さい。

支局に当たる場合は支局名まで記入します。

申請先が「東京法務局」の場合

 →「平成 年 月 日申請 東京法務局 本局 御中」です。

申請先が「横浜地方法務局 横須賀支局」の場合  →「平成 年 月 日申請 横浜地方法務局 横須賀支局 御中」です。

・課税価格と登録免許税

名義書き換えに必要な登録免許税は、 この課税価格を元に計算されます。

課税価格の欄には、 名義書換えを行う不動産の「固定資産評価証明書」 (市区町村役場により書類名が異なります)に記載されている評価額を記入します。

課税価格の欄には、 名義書換えを行う不動産の「固定資産評価証明書」 (市区町村役場により書類名が異なります)に記載されている評価額を記入します。

課税価格は1000円未満を切り捨てて計算されます。

建物が12,345,670円 

土地が15,000,000円

の場合、合計が27,345,670円となるため 1000円未満を切り捨て、以下のように記入します。

→ 「課税価格 合計 金27,345,000円」

建物が12,345,670円

土地が15,302,200円

の場合で、被相続人持分がともに2分の1の場合、

建物の6,172,835円

土地の7,651,100円

が課税対象となり、建物の評価額との合計が

13,823,935円

となるため、1000円未満を切り捨てます。

課税価格の欄には「移転した持分の価格」という表示を追加します。

→ 「課税価格 移転した持分の価格 合計 金13,823,000円」

・登録免許税

「課税価格×0.004」を計算して、100円未満を切り捨てた額が登録免許税となります。

課税価格が27,345,000円の場合

27,345,000×0.004=109,380円

そして100円未満を切り捨て、以下のように記入します

→ 「登録免許税  合計 金109,300円」

・不動産の表示

ここには名義書き換えの対象となる不動産の情報を記入します。

対象となる不動産の全部事項証明書から、 対応する情報を全部事項証明書のとおりに記入して下さい。

名義書き換えの対象となる不動産が複数ある場合には、 下記を参考に不動産の全部事項証明書を見て、 同じように記載を追加して下さい。

被相続人(山田一郎)が 土地と建物をそれぞれ2分の1ずつ所有している場合

不動産の表示

不動産番号  1234567890123

所   在  ★★区★★

地   番  123番4

地   目  宅地

地   積  120.81㎡

    (被相続人 山田一郎 持分2分の1)

不動産番号  9876543210987

所   在  ★★区★★三丁目 10番地20

家屋番号   10番20

種   類  居宅

構   造  木造瓦葺2階建

床 面 積  1階 73.55㎡

       2階 25.61㎡

(被相続人 山田一郎 持分2分の1)

名義書き換えの対象となる不動産がマンション(区分建物)の場合

一棟の建物の表示

所   在  ○○市●●区▲▲一丁目 1番地4

建物の名称  コスモスマンション

専有部分の建物の表示

家屋番号   ▲▲一丁目 1番4の403

種  類   居宅

構  造   鉄筋コンクリート造1階建

床面積       5階部分 63.13㎡

敷地権の表示

所在及び地番 ○○市●●区▲▲一丁目1番4

地    目 宅地

地    積 1271.70㎡

敷地権の種類 所有権

敷地権の割合 250403分の6608

②印紙台紙

印紙台紙は相続登記申請書と同じ大きさの、 白紙を1枚用意するだけで大丈夫です。

何かを記入する必要はありません。

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