共有名義の相続とは

有名義の相続とは、相続財産を複数の法定相続人のものとすることです。

たとえば母親から相続した土地について、子供2人が共有名義で相続したとします。

このときの土地の持ち分はそれぞれ2分の1ずつとなります。


持ち分の考え方

このような持ち分2分の1のとき、各相続人は土地を半分しか使う権利がないわけではありません。

それぞれにお互いが、すべての土地を使う権利を持っているのです。

極端な話、1人の持ち分が98%でもう1人の持ち分が2%だったとしても、2人ともすべての土地を使用する権利を持っているのです。

すると、何分のいくつのい持ち分を所有しようが、まったく意味がないように思えます。

確かに、土地を使用するだけなら持ち分割合がいくつであろうと、あまり関係ありません。

しかし共有名義の土地を売却してお金に換えた場合は、売却金額を持ち分割合に応じて受け取ることになります。

土地を他人に貸して収益を得るような場合にも、持ち分割合に応じて収益を受け取ることになります。

そして固定資産税の支払い義務も、持ち分割合に応じて発生することになります。


相続登記をすると、権利証は何枚発行されるのか

共有名義で相続登記をすると、共有名義の人数分だけ権利証が発行されます。

もし共有者が3人いれば、権利証は3枚発行されます。

権利証の発行に持ち分割合は関係なく、1%でも持ち分があれば権利証を発行してもらえます。

権利証を複数枚発行してもらえるのは、オンライン申請ができる登記所です。

オンライン申請ができる登記所では権利証のことを「登記識別情報」といいます。

まだオンライン申請に対応していない登記所では、共有者が何名いても権利証は1枚のみ発行され、代表者が保管することになります。


トラブルになりやすい

遺産相続において、共有名義の登記というのは非常に多くあります。

理由は、さまざまあります。

何も考えずにとりあえず法定相続通りの共有名義にしたとか、争いに決着がつかないのでとりあえず共有名義にした、などなどです。

ただどんな理由があるにしても、共有名義の相続登記というのはあとあとトラブルになりやすいものです。

不動産売却の時には、共有者全員の了解が必要になりますが、なかなか全員の了解が得られなかったりします。

また共有名義のまま次の相続が発生すると、相続人の人数がとても多くなり話がまとまらなくなります。

そのため、本当はなるべく共有名義の相続登記はしないほうがよいのです。


共有名義の相続登記を解消する方法

共有名義の相続登記をするには、遺産分割協議をすることになります。

遺産分割協議というのは期限の定めはないし、何度やってもよいことになっています。

そのため相続の共有名義を解消するために、遺産分割協議をもう一度呼びかけてみてください。

共有持ち分のある人に金銭の支払いをして、共有を解消して単有にするという方法もあります。

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