財産後見人について

産後見人とは、被後見人の財産を適切に管理する後見人のことです。

ただし、財産後見人という法律用語は存在しません。

後見人の仕事というのは、被後見人の財産管理と身上監護の両方をやらなければならない義務があります。

したがって財産管理をしているだけの後見人というのは、後見人の仕事を適切に果たしているとはいえません。


財産管理についての後見人の仕事

後見人は、後見人を選任する審判が確定した後、1か月以内に本人の財産を調査して「財産目録」を作成し、家庭裁判所に提出しなければなりません。

その後、被後見人の財産を後見人や他人の財産と混在させたりしないように注意しつつ、被後見人のために財産を管理します。

被後見人の財産の適切な管理を行うために、収入や支出についてきちんと金銭出納帳に記録し、領収書等の資料を保管しておきます。

後見人の預貯金の流用など財産の管理が不適切である場合には、後見人を解任されたり、民事・刑事上の責任を問われることもあります。

後見人は、日ごろから自分の仕事ぶりについて、家庭裁判所や後見監督人に報告できるようにしておきます。


身上監護についての後見人の仕事

後見人に選任されたらまず最初に、本人の財産や収入を把握し、医療費や税金などの決まった支出を見積もります。

その上で中長期的な見通しに立って、被後見人の医療看護の計画と収支の予定を立てます。

必要に応じて被後見人のために、介護サービス利用契約、医療契約、施設の入退所契約などの法律行為を行います。

このようなことが、身上監護としての後見人の仕事です。

ただし後見人は、実際に介護行為までしなければならない義務はありません。

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