相続財産の中で遺産とされるもの

産とは、死者が生存中に所有していた財産その他の有形的・無形的価値のことをいいます。

一言で遺産といっても、形のある遺産から権利や義務などのように、形のない遺産もあります。

また遺産ではあるが、法律では相続財産とみなされないものもあります。

また民法では相続財産とはされないが、相続税は課税されてしまう特別な遺産もあります。

また文化遺産や世界遺産など、この地球上でかけがえのないものとされる遺産は、遺産分割によって相続人のものとなるのではなく、国などが特別に維持管理することがあります。


遺産とされる具体例

  • 死者が残した土地、家、金銭など形のある財産
  • 他人にお金を請求する権利、土地や家を借り続ける権利
  • 他人にお金を返す義務、他人と約束したことを果たす義務

遺産の中で相続財産とされるものは形のあるものだけではなく、権利や義務といったものも相続財産に含まれます。


遺産の中で相続財産とされないもの

遺産の中で相続財産とされないものには、次のようなものがあります。

  • お墓
  • お墓のある墓地
  • 仏壇、仏具などの祭祀品

このように先祖供養にあたるものは、遺産であっても相続財産とはされません。

お墓、墓地の権利、祭祀品などは地域の慣習に従って、跡を継ぐ者が決まります。

お墓、墓地の権利、祭祀品などに相続税はかかりません。


遺産ではないが相続税は課税されてしまうもの

遺産ではないが相続税は課税されてしまう次のようなものを「みなし相続財産」といいます。

  • 生命保険金、死亡保険金
  • 死亡退職金
  • 高額な弔慰金

これらの財産は、死者が生存中はだれも入手していません。

そして人が死んだ瞬間に相続人に所有権が発生します。

これらの財産は死んだ人が生存中は一瞬たりとも所有したことはありません。

死者というのは、法律上何かを所有することはできません。

したがって生命保険金などの財産は、遺産ではありません。

しかし人の死亡によって多額の資産を得ることになるため、税金だけはかけることになりました。

このような遺産は税法上「みなし相続財産」と呼ばれています。

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