相続登記で使用する遺産分割協議書について

続登記に使用できる遺産分割協議書には、いくつかのパターンがあります。

もっとも一般的なのは、遺産分割協議書に不動産のことをすべて記載して、相続人全員が署名して実印を押して、印鑑証明書を添付するパターンです。

一般的な遺産分割協議書のサンプルは、HOME>相続の分配>遺産分割協議書の作り方、を参照してください。

ただしこの方法の場合、遺産分割協議書が複数ページになった場合、相続人全員がページとページの間に実印による割り印を押さなければならないことがあります。

もし遺産分割協議書が10ページ以上にもなり、相続人が5人も6人もいると、相続人全員がすべてのページに割り印を押すのは大変です。

相続人が離れて住んでいたり、不動産の所在地が異なるため遺産分割協議書は何冊も必要になってしまうと、実印を押す作業も本当に苦労します。

そこでこのような場合の相続登記には、遺産分割協議証明書というものを使えば、遺産分割協議書を簡略化することができます。


遺産分割協議証明書とは

遺産分割協議証明書とは、相続人1人ごとに「○月○日にこのような遺産分割協議を行ったことを証明する」と記載したものに署名捺印したものです。

この遺産分割協議証明書ならば、相続人全員が同じ1冊の遺産分割協議書に署名捺印する必要はありません。

そのため、誰が一人が捺印を失敗しても、全員が捺印をやり直す必要もありません。

相続登記の実務において遺産分割協議証明書というのは、とてもよく使用されるものなのです。

また不動産のすべてを相続人の1人が相続して、他の相続人は不動産をいっさい受け取らないという場合、遺産分割協議証明書は1、2行のとてもシンプルなものにすることができます。


遺産分割協議証明書の書式例

遺産分割協議証明書の書式例は以下のようになります。



      遺産分割協議証明書

本     籍  何県何市何町何丁目何番何号
最後の住所   何県何市何町何丁目何番何号
被 相 続 人   甲 野 太 郎 (平成何年何月何日死亡)

上記の者の相続人全員は、○○年○○月○○日に被相続人の遺産について協議を行った結果、被相続人の遺産はすべて相続人の○○太郎が取得することに同意した。

平成何年何月何日

住所 ○○県○○市○○町2丁目146番地
氏名 相続人 ○○○○    実印


次のような書式も可能です。



      遺産分割協議証明書

本     籍  何県何市何町何丁目何番何号
最後の住所   何県何市何町何丁目何番何号
被 相 続 人   甲 野 太 郎 (平成何年何月何日死亡)

上記の者の相続人全員は、○○年○○月○○日に被相続人の遺産について協議を行った結果、相続人の○○花子は遺産を何も受け取らないことに同意した。

平成何年何月何日

住所 ○○県○○市○○町2丁目146番地
氏名 相続人 ○○花子    実印


このような遺産分割協議証明書を使用すれば、遺産分割協議書を簡略化することができます。

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