争わずに遺産相続の話しをまとめる方法

今回の遺産相続の話し合いで、 あなたはどれだけ財産が欲しいのか、 相手に正直に伝えましょう。

例えば、亡くなった人の家にあなたも同居しており、 あなたが亡くなった人のお世話をしてきたとします。

そしてあなたはその家で長く生活してきたので、 今さら住む場所は変えられないとします。

それなら 「この家の名義はすべて自分のものにしたい」 と正直に言うのです。

もちろんその家の価値はいくらで、 他の相続財産もすべて伝えて、 相手にも遺産相続の取り分があることを伝えたうえで、 自分の気持ちを正直に話すのです。

相続財産のことを何も話さずに隠したまま、 「権利を放棄してください」と正直に話しても、 それはダメです。

遺産相続に関する事実をなにもかも、 あらいざらい話した上で、 自分の気持ちを正直に話すのです。

そうすると相手は 「自分はだまされていない、信用されている」と思い、 あなたの気持ちを素直に受け入れてくれるようになるのです。

とても大切なことなので、ポイントをまとめてもう一度言います。

・人はみな、だまされることが大嫌い。そして真実を知りたがる

・だから相続財産と法律のことを、すべて正直に伝える

・そのうえで、自分の気持ちもすべて正直に伝える

遺産相続で争いを避ける最大の方法は、とにかく「ウソ」「隠し事」をしないことなのです。


誠意をもって正直に話しても、無理な要求を言われた


どんなに正直に話しをして誠意ある対応をしても、 残念ながら遺産相続が争いになることはあります。

これは正直に話したから、いけなかったのでしょうか?

いいえ、それは違います。

すべてを正直に話しても争いになってしまうケースというのは、 正直に話しても話さなくても、 もともと争いになってしまうものだったのです。

もし隠し事をして争いになってしまったら、 隠し事をしたことが相手から非難をされる、 格好のネタになってしまいます。

遺産相続の話し合いをしている間ずっと、 隠し事をしたと言われ続けてしまいます。

だから相続財産のことは、 相手が誰であっても正直に伝えなければならないのです。

また相手が誰であるにしろ、 法律に従った取り分を要求してくるのであれば、 その要求を抑えることはできません。

相手にも、法律で保証された相続の権利というものがあります。

どんなに欲が深くてイヤミな人間であろうとも、 法律で保証された権利はあります。

法律で権利を保証するかどうかに、人間的な性格は関係ありません。

どんなに嫌いな相手であろうとも法律の取り分を要求されたのなら、 それにはあきらめて従ってください。

たとえ裁判にまでもつれ込んだとしても、 だいたい法律通りの配分になってしまいます。

もちろん相手が法律以上の無茶な要求をしてくる場合は、 正々堂々と突っぱねてください。

どんな人であっても、法律以上の無茶な要求に応える義務などないのです。

世の中にはいろいろな人間がいます。

だからどうやってもまとまらない場合もある、 ということも覚えておいてください。

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